【脱水症状】こたつの入り過ぎには注意したい!

寒い時期にはこたつを出して温まりたい!!こたつって室町時代から続くものだそうで、現在の『人が入れるやぐら+布団』というスタイルは江戸時代スタートとされ、300年ちょっと前の話なんだそう。

こたつは一度入ると抜け出せない魔力のようなチカラを秘めていますが、コレが冗談抜きで【脱水症状】や【火災】といった事故を引き寄せています。毎年のように死亡事故も発生しているので、ここいらで一度気をつけることや実際の事故の事例などを確認してはいかがでしょう?

こたつによる脱水症状

こたつで体調不良といえば、イメージされるのは脱水症状ですね。特にこんなシチュエーションはあるあるでは??「こたつで寝ちゃって喉カラカラ…絶妙に汗かいた…」

こたつは入っている人の状態に関係なく暖かくしてくれて、それがあだとなって寝ている時も容赦無く温め続けてくれますもんね。結果としては通常の睡眠時よりも大量の水分を失ってしまって、脱水症状やそれに近い状態になります。

持病がある人は注意!

通常の就寝時には起こりづらい程度の脱水状態になってしまうと、血流が悪くなり心筋梗塞や脳梗塞などの引き金になります。高血圧、脂質異常症、糖尿病などをお持ちの方は特に要注意ですね。

こたつによる健康被害

「あくまでも推論ですが、こたつで寝ることにより、睡眠の質が低下する恐れがあります。人は深部体温の低下に応じ自然と眠気を感じ始めますが、こたつに入っていては、なかなか深部体温が下がりません。すると適切な入眠ができず、眠りが浅くなったり、途中で起きてしまったりする可能性が考えられるのです」

〜「睡眠総合ケアクリニック代々木」の竹内暢先生〜https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20201129194510/

な、なんだって〜〜!!
たしかに言われてみれば、こたつで寝落ちしたときはスッキリしないことも多い。そして年齢を重ねるごとに良質な睡眠の条件も理解できてきているので、この推論は概ね的を射ていると言わざるを得ない_:(´ཀ`」 ∠):

▼良質な睡眠を取れた時ってこういう条件の時が多いかもしれない▼

  • 風呂にしっかり浸かった
  • 夕方には晩御飯が終わった
  • 寝床でスマホを見なかった

飯&風呂のコンボで体温が上がったあと、自然とゆっくり心部体温が下がってきて、スマホを見ることなく就寝となれば、心地よい疲れとともにぐっすり最高のパターン。

こたつはずっと暖かい状態なので、体の「睡眠へのサイクル」を作りきれないわけですな。

こたつで寝る時の準備

私はこたつで寝るなら、こたつの中に布団を持ち込んでいます!こたつの伝熱部はスイッチをオフにして、自然とこたつ内の温度が下がる中、自分はノーマル布団で暖かくして眠るという方法です。この方法なら心部体温の下降による睡眠サイクルの状態を損ねづらく、こたつで寝たいという欲求も叶えられる欲張りコースとなっております(ドヤァ)

でも意外と皆さんやってそうだからあんまりドヤァではないんですけどねww

こたつによる死亡事故

「平成30年は、電気ストーブと電気こたつによる火災が合わせて493件発生し、死者が67人、負傷者は213人でした。」

消費者庁https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_027/

電気ストーブとこたつの合わせた火災の数なのでちょっとあてにはなりませんが、こたつ内部に燃えやすいものを放置していたり、座椅子を押し込んでおいただけで火災につながるということが意外にも多発しているそうなのです。特に在宅時間や外出時間のメリハリがついているご高齢の方のご家庭に火災が起こりやすいという消費者庁のデータもありますので、ご自身やご家族で一緒に、こたつの取扱には注意しましょう!

【こたつの取り扱い注意事項】

  • 就寝&外出など、使用しない時は電源OFF(できればコンセント抜く)
  • こたつ内で洗濯物を乾かさない
  • スプレー缶やライターなどの高温注意物品を入れない
  • 伝熱部の掃除を行い、埃を取り除く
  • 座椅子を入れたまま放置しない!

少し考えれば当然のことですよね。火災は自身だけでなくご家族やご近所の皆様を巻き込んだ不幸につながる恐れがあります。十分に注意してこたつを楽しみましょう!

豆知識[こたつの歴史]

室町時代にあったとされるこたつは囲炉裏の火力を落として灰をかぶせ、足の短い台を設置したら布団で覆うというものだったのだそう。色々とリスクありそうですがこれもまたコタツの魔力ってことでしょうか…

江戸時代になるとやぐらに組んだ台に布団をかぶせた「やぐらこたつ」が登場して、他には瓦でできたアンカに布団をかけたこたつも登場したそうです。

明治になるとイギリス人陶芸家のバーナード・リーチさんが掘り炬燵の発明に至ったと言われています。正座が苦手だったので座れるタイプの掘り炬燵をつくったという逸話があります。

電気こたつは戦後になってから登場したので、結構ロングランで使われ続けていますね。もうそろそろIoTを使ったハイテクこたつが台頭してきそうな気がします。

テーブルこたつっていうこたつもあるらしくて、座るのが辛いひとでも楽ちんなタイプもあるんだそう。

↓こたつ特集組んでる家具屋さん見つけました↓

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今年はいつまでこたつを出し続けようか…
皆さんも火事や体調にお気をつけてこたつをご使用ください

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