たまに見かけるウォーキング中の人を見て「あんな適当に散歩してなんか意味あるのかな?」と思ったことはありませんか?意味がなさそうな気がしたので、実際にはどのような効果が期待されるのか調べてみました。よく考えたら膝への負荷が少なくて、家でじっとしているよりは確実に運動になっているので、大人になるほどしっかりとした効果が得られそうな気がします。
ウォーキングを行うことによって得られる様々な効果
ウォーキングは様々な機関から生活習慣病の予防に適しているとされています。負荷や運動強度があまり高くないイメージですがきちんとした知識を持って取り組めば体にとって嬉しい効果が期待できます。
代謝の向上
ウォーキングは酸素を身体に取り入れながら行う有酸素運動であり、長く続ければ続けるほど、脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくなります。脂肪が減少することにより肥満も解消され、代謝がよくなることで血中脂質や血糖値、血圧の状態の改善にも有効です。心肺機能の維持・改善の効果もあります。
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/haya-aruki.html
ウォーキングは筋トレなどの無酸素運動とは対局にある有酸素運動です。続けるにつれて脂肪を燃焼しエネルギーとします。代謝が良くなるため血液の質を改善することに期待できます。いわゆるドロドロ血をサラサラ血にするイメージですね。スポーツ選手が行うウォーキングとしては主に低負荷な運動によるリラックスと心肺機能の向上を意識したトレーニングとなります。
また、運動の際には血中のブドウ糖をエネルギー源とする働きもあるため、血糖値を下げて糖尿病のの予防にもなります。代謝の向上は様々な生活習慣病の予防になるということです。
骨の強度アップ
骨の強度が強くないと簡単に骨折してしまう可能性があります。骨粗鬆症です。骨の強度を上げるにはカルシウムの摂取、日光浴(ビタミンDの合成)、運動の3点が欠かせません。骨に刺激を与えて骨の強度を上げるのです。
骨はその長軸に対して物理的な刺激が加わると、微量の電流が骨に伝わり強さが増すといわれています。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-05-001.html
骨粗鬆症になってしまうと転んだだけで骨折をしてしまうこともあります。そうなる前に骨密度を上げるしかありません。ウォーキングは十分に骨へ刺激を与えられるので、家でじっとしているよりは骨密度を上げるために役立つはずです。
ウォーキングを行う際のポイント
ウォーキングも運動ですから、無理に強い負荷を掛けたり、軽すぎる負荷で終わってしまうようでは、体を変えられるほどの効果を得られないままウォーキングの習慣を辞めてしまうかもしれません。負荷の強さは程々にしなければ続きません。体を壊すのがもっともリスクが大きいので、いつもの生活も考えて負荷は徐々に上げていきましょう。